太陽からの熱を封じ込め、地表面を暖める能力を持った大気中のガスのこと。ちょうど温室の外面を覆うビニールのような働きをしていて、これにより地球の平均気温が約15℃程度に保たれているんだ。だから、温室効果ガスがないと、地球の温度は約30℃も下がってしまうんだよ。 ところが、近年、人間の活動により大気中の温室効果ガスの濃度が上昇し、地球の温暖化が加速していると言われているんだ。その流れをストップするために、1997年12月に採択された「京都議定書」で、二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素、フロン類3種(HFC、PFC、SF6)の計6種類が温室効果ガスと定められ、排出削減対象となったんだよ。二酸化炭素の温室効果は同じ体積あたりでは他のガスに比べて小さいけど、排出量がものすごく多くて地球温暖化の最大の原因と言われているんだ。