毎週水曜日はビルの『NO残業デー』です。身近なCO2削減活動の一環として、オフィスの照明やパソコンを消して、早めに仕事を切り上げましょう。そして、そのあとは…NO残業デーにあわせて開催しているカルチャースクール・イベントに参加しませんか。今号ではイベントに協力いただいている2つのNPO法人にスポットを当て、その魅力をお伝えします。
草花と思い出をいっしょにおさめることが
できるのが押花の魅力の1つ
2月8日に行われた
「バレンタイン二つ折カード作り」の様子
NPO法人東京押花文化普及協会さんには、NO残業デーイベント「押花教室」にご協力いただいています。趣向を凝らしたさまざまなテーマで今年2月以降月1回のペースで指導を行っています。「毎月のテーマでいちばん大事にしているのは季節感です。四季折々のイベントを意識しながら、季節のお花をふんだんに取り入れています」と説明してくださったのは、同協会理事長の原田昭子さんです。
同協会は、押花作家として活躍する原田さんが中心となり、押花の魅力を広く普及し、押花創作の指導活動を行うために発足。花育やボランティアなどの活動も積極的に行っています。
「どんなにきれいな花でも咲いている時間は短いです。それを手元に長く置くことができたらうれしいですよね。あの日咲かせた花だわ、あそこで摘んだ花だわ、と思いもいっしょにとどめておくことができます。道ばたに咲いた花一輪でも、拾った落ち葉一
でもいいんです。押し花の
永遠の魅力はそこにあると
思います」と原田さんは教
えてくれます。「お花が好
きな方であればすごくハー
ドルが低いですから、ぜひ
楽しみにいらしてください
。きっとお花の見方も変わ
ると思いますよ」。
2月22日に行われた
“「港区の忠臣蔵」を識る・楽しむ”の様子
NPO法人江戸前21
理事長の清田和美さん
2月22日のNO残業デーイベントでは、NPO法人 江戸前21さんにご協力いただき“「港区の忠臣蔵」を識る・楽しむ”を開催しました。
江戸前21さんは、東京江戸文化を紹介・体験できるシンポジウムや地域連携によるまち歩き企画イベントの開催、案内人育成事業、新たな東京巡りの魅力を伝える情報収集や発信などを行っています。「平和が長く続いた江戸の時代を見直して、現代に置き換えてこれからの観光まちづくりに生かそうという活動をしています」と、同法人理事長で郷土史研究家の清田和美さんは話します。
今回のイベントでは、第一部が清田さんによる講演。忠臣蔵の謂われや、古地図を使いながら街の変遷など豊富な知識を次々と披露してくれました。第二部では若林鶴雲氏による講談「南部坂 雪の別れ」をビデオ上映。忠臣蔵の魅力や歴史に思いをはせる時間を過ごすことができました。
今後のNO残業デーイベントでもご協力いただく予定ですのでご期待ください。